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2009年06月22日

一期一会

本日午後10時過ぎに5名の新隊員が日の丸を胸にマーレ国際空港に到着します。この時期に赴任する隊員は“21年度1次隊”と呼ばれ、4月頭からの65日の訓練を終了し、無事派遣となった隊員です。規模の小さいJICAモルディブにしては珍しい、5名というたくさんの新隊員。きっと今頃は飛行機の中でさまざまな思いと共に程よい緊張感に浸っていることでしょう。

DSCF0364.JPG私が同じようにマーレ国際空港に降り立ってから早いもので半年が過ぎようとしています。真冬の日本を発ち、飛行機を乗り継ぐこと約16時間。緊張の面持ちで飛行機から足を一歩踏み出した瞬間、生暖かく肌にねっとりと絡みつくような空気が体全体を包み込んだ時のあの何とも言えぬ感動は今も鮮明に記憶に残っています。そしてJICAモルディブでは新隊員と帰国隊員の出来る限り全隊員での送迎が慣習となっており、私の赴任時も多くの隊員とスタッフが空港で迎えてくれました。

新隊員が増える一方、当然ながら私を温かく迎えてくれた先輩隊員は2年の任期を終え次々と帰国をしていきます。そして私が帰国をする時は、私を半年前に出迎えてくれた隊員は1人も残っておらず、私より後から来た隊員に見送ってもらうことになります。そう考えると不思議でそしてとてもさびしい気持ちになります。

しかしよく考えれば、日本でひとつの職場で定年まで勤めて退職する時だって同じ状況であり、人生の最後の時だって基本的には後から生まれてきた人たちに見送られることになるわけです。つまりJICAの活動はその縮図なのかもしれません。あまりにも早いその周期に切なさを感じてしまいますが、普段はそのスパンが長すぎて気づかずにいた、「人との出会い一期一会、大切にせなあかんで」という教訓を気づく機会を与えられているのではないかと感じてしまいます。

今、一生懸命生徒の名前を覚えています。思っていた以上に彼らの名前を覚えることに手こずっており、500名強の生徒全員を写真に取り、名前を書いて格闘中です。彼らとの出会いも一期一会。私にとっては大勢の中の一人になりがちですが、彼らにとって見れば私は唯一の存在。限られた時間の中で出来るだけ多く一対一での接点が持てればいいなあと思っています。
posted by ハッチ at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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