そこで生活指導要注意生徒として出た何名かの生徒の名前。
それぞれの抱える問題とその背景にある様々な家庭環境や要因。
前述したように今勤めている学校はとても落ち着いた環境の学校。しかしながら、問題を抱えた生徒は一見何の問題も無いように見える状況の影に隠れその問題が見えずらくなっている状況があることも確かで、綺麗に画一化された集団の中からそれを見つけ出すことは更に困難になってしまっている。
前任校で勤めていた頃は、確かに手のかかる生徒は多かったけれども、それぞれの抱える問題は比較的表面化しやすく(それは生徒がそれを発信することが出来る環境でもあったことによるのだと考える)、教師が発見しやすかった。また、そのため個人個人の状況把握の必要にも迫られ、結果として生徒との繋がりも強かったように思える。
現在勤めている学校では生徒との一定の距離が保たれている分、見えてこないことが多い。その環境が教師の感覚をだんだん麻痺させ、盲目にさせていく。
その会議で問題を抱える生徒たちの状況を聞き、生徒や学校の上っ面しか見ていなかった自分に気づき、深く反省した。どんなに手がかかっても生徒一人ひとりと向き合おうとしていた前任校の生徒たちのことは今でもどこかで気にかけているし心からかわいいと思う。
早めにこのことに気づけてよかった。もう一度初心に戻って、彼らときちんと向かい合いたいと思う。
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