ブログパーツUL5

2009年12月24日

反省

過日行われた学期末の学年会議。

そこで生活指導要注意生徒として出た何名かの生徒の名前。

それぞれの抱える問題とその背景にある様々な家庭環境や要因。

前述したように今勤めている学校はとても落ち着いた環境の学校。しかしながら、問題を抱えた生徒は一見何の問題も無いように見える状況の影に隠れその問題が見えずらくなっている状況があることも確かで、綺麗に画一化された集団の中からそれを見つけ出すことは更に困難になってしまっている。

前任校で勤めていた頃は、確かに手のかかる生徒は多かったけれども、それぞれの抱える問題は比較的表面化しやすく(それは生徒がそれを発信することが出来る環境でもあったことによるのだと考える)、教師が発見しやすかった。また、そのため個人個人の状況把握の必要にも迫られ、結果として生徒との繋がりも強かったように思える。

現在勤めている学校では生徒との一定の距離が保たれている分、見えてこないことが多い。その環境が教師の感覚をだんだん麻痺させ、盲目にさせていく。

その会議で問題を抱える生徒たちの状況を聞き、生徒や学校の上っ面しか見ていなかった自分に気づき、深く反省した。どんなに手がかかっても生徒一人ひとりと向き合おうとしていた前任校の生徒たちのことは今でもどこかで気にかけているし心からかわいいと思う。

早めにこのことに気づけてよかった。もう一度初心に戻って、彼らときちんと向かい合いたいと思う。
posted by ハッチ at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月07日

理想の学校

今朝、勤務先の校門を入ると、生徒通用口の前にサッカー部が整列してました。普段は朝連をしている時間に何をしているのかと思っていたら、入り口から出てきた顧問の先生を追いかけてゆき、そして全員で、

「先生、本当にすみませんでした」

先生はそれを無視して違う建物に入ってゆき、生徒はそれを必死で追いかける・・・。

あとから、部室の鍵を開けっ放しで帰ったり、片付けの際ふざけている生徒がいたりという状況を一度しかられて反省として全員坊主になった翌日に同じ失敗を繰り返したのだということを聞きました。


私が副顧問をする吹奏楽部でのこと。

全員で音階とハーモニーの練習。何度言われても同じミスを繰り返す、人任せな部員たち。そして正顧問は机をすごい勢いでたたき、

「もう付き合ってられない!勝手に自分たちでやれ!!!」

と言ってその場を去っていきました。

その後部員は自分たちで、「これではいけない」と言う結論に至り、必死に練習していました。


廊下に飴の袋が落ちていたと言うことで生徒に全クラス合同で指導をすることに。
代表で生徒に指導された先生。その内容は決してだらだらとわけのわからない説教を圧力的に長々とするようなものではなく、こう生徒に問いかけました。

「君たちはどちらの人間になりたい?自分たちで規律が守れないがために人にいちいちあれは駄目これは駄目と指図される自由の無い不幸でレベルの低い人間か、それとも自分たちでルールを作り、自由に生きる幸せでレベルの高い人間か?選ぶのは君たちだ」

なんて素晴らしい指導なんだろうと感動してしまいました。


この学校の生徒はほとんどの活動を生徒主体で行います。チャイムが鳴ればお互い席に着くよう声をかけます。クラスでの移動は学級委員が整列させて連れて行きます。放課後に毎日やっている歌の練習はリーダーを中心に自分たちだけで練習します。各教科の係りは帰りの会までに翌日の教科連絡をほぼ確実に後ろの黒板に書き、全員に伝えます。掃除もリーダーが監督をし、先生は監督するだけです。委員会活動も話し合いは全て上級生のリーダーを中心に行われ、活動自体には教員はほとんど手を出しません。それでも各委員会がしっかりと機能し、放っておいても朝昼帰りの放送が流れ、給食の牛乳が配られ、水槽のグッピーに餌が与えられ、学校は問題なく毎日機能しています。

だから生徒が毎日生き生きしてます。いじめもほとんど無く、努力する生徒を馬鹿にしたりすることもありません。クラスにはられている個人の目標には前向きな言葉が並んでいます。学校全体の雰囲気はとても明るく、すがすがしい空気で満ちています。教員と生徒はお互いの距離をわきまえ、とても良い距離感で接しています。障害児学級があるおかげで彼らに偏見を持ちません。そして何より学校が大好きな生徒が本当に多いです。


こんな学校がまだ日本にもありました。
posted by ハッチ at 21:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月05日

ジャージにサンダル2

今週からいよいよ現場復帰!

初の公立学校勤務ということと、音楽ではなく英語教えるということで若干気を張った状態が続き、正直疲れ気味の週末ですが、

いや〜、やっぱり現場は楽しい!

そしてどうなることかと思っていた英語の授業。

やってみると音楽の授業をやるよりも楽しいかもしれない・・・。

授業中の生徒の集中力も高く、私語や居眠りなどほぼ皆無。こちらからの問いに対して挙がる手の数はクラスの半分以上!

部活も土日も朝から晩までのハードな状況ですが、モチベーションの高い彼らと接している時間は本当に楽しい!

ということで明日も朝から晩まで吹奏楽三昧。

職場に恵まれ、大好きな教員の仕事が出来ることに感謝!!!

posted by ハッチ at 23:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月25日

近状報告

最近の私を親切な方が写真集としてまとめて下さいました。

興味がある方はどうぞ!
http://www.city.suzaka.nagano.jp/city/garyu/dobutsu/famous.html
posted by ハッチ at 22:11| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月24日

今がその時

今日いよいよ、JICAに事業仕分けのメスが入りました。

焦点になったのは大きく2点。

1点目は人件費。高額な役員報酬や外務省の天下りが多い関連企業への事業委託の多さ。そして一般の国家公務員のおよそ1.3倍という高給を受け取っているJICA職員。また、主に青年海外協力隊派遣の事業を担っている協力隊OBから成る関連組織JOCAの存在と、そこから派遣されている「調整員」という現地の協力隊の世話をする人たちの給料の高さ。公の場で口にすることがタブーとされていたこれらの問題に、今日初めて国民の目の前でメスが入れられたのです。

2点目は旅費と設備費。JICA職員が出張の際にファーストクラスやビジネスクラスの旅券を使用するケースが多いという点。そして国内にある関連施設の稼働率の低さや麹町にある本部は都内でも一等地に置かれ、賃貸料が極めて高いことが指摘されました。

また、ある報道番組では、海外に派遣されている調整員やJICA職員が自分たちの仕事を確保するためにJICA側から現地政府へボランティアの要請をお願いし、必要の無い、もしくは本来の意図からかけ離れた派遣を促しているのでは、という報道がなされており、完全に聖域が崩壊しかけていることを物語っていました。

実際はどうなのか?私にも守秘義務があるので多くは語ることが出来ませんが、しかしODAという性質上いたしかたないことも多く含んでおり、国民にそれを理解してもらうことも必要になってくると思います。
そして国際協力に自分の人生を捧げ、現地の人々のために働いている協力隊員やシニア隊員、技術者、専門家、またNGOの職員が今世界中に多く存在し、彼らこそが世界平和を実現するための果てしなく遠い道程に歯を食いしばりながらそして命の危険にもさらされながらちょっとずつその道を作っているのだと言うこともぜひ理解してもらいたい!そして税金がそういう所にこそ必要なタイミングで必要な場所に使われて欲しいと強く思います。

しかしこのご時勢、予算削減は仕方ない。給料を減らされるのなら国際協力には関わりたくないという職員はさっさと辞めるべきでしょう。そうすればもう少しJICAもましな事業が出来るようになり、お役所仕事から脱皮して当たり前のことが当たり前に出来るようになるでしょう。

以上、爆弾野郎のギリギリトークでした。
posted by ハッチ at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月19日

もう時効だよね

最近テレビでよく観る、ファミレスなどのメニューを制限時間内に全て食べる企画や売り上げベスト10を当てるまで食べ続ける企画。日本は本当に豊かな国だと感じます。

大学生時代、私は某ファミレスで4年間アルバイトをしていました。幼少の頃から、年に何度か連れって行ってもらえるファミレスが大好きで、必ずクリームソーダーとステーキを注文し、それを至福の時間と信じて疑いませんでした。そんなファミレス好きが高じてファミレスで働くことを選択した自分。働き始めて2年半が過ぎようとしていた頃、ついにそれまで夢であったことを実行する時が来たのです。

その夢とは、全てのメニューをテーブルに並べて思う存分食べること。バイトも2年も経てば大学生といえどもある程度仕事を任せられるようなり、夜中は大抵自分を含めたアルバイトの大学生だけで店をまわすようになりました。まだ大学生でやんちゃざかりの我々は、次第にいたずらが過ぎてゆき、客のいない深夜、レジの横に置いてある売り物のミニバドミントンセットの袋を開封し、みんなでバドミントン大会。そしていよいよ度が過ぎ、24時間営業の店を勝手に閉店し、そのパーティーは開催されたのです。

ハンバーグからスパゲッティー、サイドメニューまで主要のメニューを一通り作り、その大宴会はスタートしました。ビールやソフトドリンクの飲み物も好きなだけ飲み放題の夢のようなパーティー。もちろん大好きなクリームソーダーも山盛りのアイスに生クリームまで乗せてがっつり!!!















それから1年半後、その店は潰れました・・・。






よい子のみんなは絶対真似しちゃだめだぞ!!!


(店が潰れたのはこのパーティーのせいではありませんのであしからず)
posted by ハッチ at 23:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月17日

モルディブの「竹中直人さんのお店です」は竹中直人とはなんも関係ないらしいってこないだ関ジャニ8の番組でやってだでー。モ人!インチキもたいがいにせえよ!

イエメンでのJICA技術者誘拐事件。一刻も早い無事解決を祈るばかりです。

派遣が内定した協力隊やシニアボランティアは、派遣前に約2ヶ月の事前訓練に参加し、それが無事終了した時点で晴れて派遣が決定します。訓練は主に語学訓練を中心としたプログラムとなっていますが、その他に、海外で暮らし、そして仕事をするために必要な知識や技術を講座形式で受講します。

現状として、非常に多くの協力隊員が、ひったくりやスリ、泥棒といった被害にあっています。また、日本では可能性の低い病気や事故にあって負傷する協力隊員もとても多いそうです。また信じがたい話ですが、毎年数人から数十人の女性協力隊員がレイプの被害にあっています。そして残念ながら任務中に死亡する隊員も少なからずいます。

協力隊員は、このようなリスクを知り、いかにそれを回避するかと言う技術を学び、万が一のことがあっても自己責任であるという契約を交わした上で各派遣国へ旅立つのです。そしてそこまでの事前の準備と心構えで行ったとしても、そのような被害に会うと自分の認識の甘さを痛感するわけで、いかに日本が安全で平和であり、日本とは確実に状況は違うのだと言うことをやっと肌で感じるわけです。

先日の韓国射撃場での被害者の皆様にはただただお悔やみを申し上げる次第ですが、しかし日本人はこれらの事件を教訓とし、どんなに安全だと言われている国へ旅行会社を介して行ったとしても、そこは日本ではないのだということを肝に銘じて行動するべきだと言うことを学ぶべきでしょう。日本人は本当に疎過ぎる!!!


最近ニュースをにぎわせている政府の行政刷新会議の目玉である「事業仕分け」。聖域であった外務省のODA予算にもメスが入ります。今回は無償資金協力として計上された予算に物言いが入るとの事ですが、費用対効果、成果、という責められ方をした場合、勝ち目はないでしょう。JICAの肩を少し持つとすれば、確かに結果を出しづらい活動であることは確かであり、それを目的としてしまうと協力隊などの派遣はとても厳しくなってしまい、この事業の存続に関わる問題となってきます。しかしながらその現状に甘えている状況があるのも確かであり、国民の税金が大量に投入されているにも関わらず結果の出ない分野に具体的な改善策をJICAとして研究することもなく古くからの方法論のみを盾に税金を垂れ流していることが多いと私は感じていました。

JICAの中ではその問題点に直接触れることはタブーとなっている風潮もあり、私自身も任務中に何度かその点をJICAの職員に言及したり報告書で問いかけたりというアクションを起こしましたが、詭弁とも思われる理屈ではぐらかされ、聖域を肌で感じていました。

今回ここにメスが入れられることは非常に良い機会だと思います。そしてぜひ、これをきっかけに「国際協力とはなんぞや」という議論がもう一度起こり、根本的な改革が進むことを心から希望します。

posted by ハッチ at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

ジャージにサンダル

ここ数日、勤務校に出向き、産休に入られる先生の授業(私が受け持つクラスの授業)に参加させていただきました。基本的には後ろで授業を参観させていただき、授業の内容や生徒の様子を確認させていただきました。前任者の先生はお若いながらも素晴らしい授業を展開されており、教科関係なく本当に勉強になり、この先生が産休に入られる前にこのような機会をいただいたことはとても幸運なことでした。

中高一貫の私立男子校という環境で働いていた自分にとって、公立の共学校での勤務はやはりだいぶ状況が異なり、良い意味での緊張感や新鮮さを感じながらの数日間でした。

特に男子校勤務だった自分にとって女子生徒の扱いにはまだまだ不慣れなことが多く、どのように距離をとって接するべきかと言うことが今後の課題です。

また、この学校は生徒の挨拶の習慣がしっかりと身についており、すれ違う生徒全てが「こんにちは」と挨拶をしてくれます。こちらもすれ違う生徒全員に挨拶をするので休み時間に廊下を歩くのは一苦労です。

お昼には給食をいただきましたが、自分が学生だった頃の給食よりもだいぶ進化したおしゃれなメニューが多く、今日は宮崎の名物、チキン南蛮を美味しくいただきました。でもやっぱり、「ソフト麺とカレー南蛮とか、あげパンとかも食べたい!」とちょっと贅沢なことを思ったりも・・・。

一番印象的だったことは、男子の精神年齢です。前任校は男子校だったため、良くも悪くも幼い感じの生徒が多い印象で、中3や高校生になっても教員にべったりという生徒も少なくありませんでした。しかしこの学校は共学と言うことが大きいのか、中3の男子生徒がとても大人びており、とてもしっかりとしています。成長著しいこの時期の生徒はやはり男女一緒に生活することで健全な精神的成長を促すことが出来るのかもしれません。

今回の出勤はまだ辞令の任期前ということで、生徒には私が新任の教員であるということを伏せるようにとの御達しで、生徒に聞かれるたびに、「違う学校の先生で見学に来てるんだよ」と答えておりました。しかしその御達しは学校内で徹底されておらず、数名の先生が生徒に話してしまい、結局ばればれ。最後は苦しまみれに一言。

「ワタシ、ニホンゴチョットワカラナイ」

生徒の、「なんだこいつは!?」という引き具合に落胆。

頑張れ俺!!!
posted by ハッチ at 21:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月06日

ブラヴォー!!!

今日は勤務校の合唱祭に呼んでいただき、うかがいました。

その合唱祭は、帰宅した今なお感動冷めやらぬぐらい素晴らしいもので、本番中には途中幾度と無く涙がこぼれ落ちるのをこらえていました。

全クラス、無理の無い発声とセンス良い音程・ハーモニー感覚で、普段の音楽の授業がしっかりと行われていることがうかがえるレベルの高い演奏。それに加え、3年生は一生懸命何かを伝えようとしていることが強く伝わってきて、本当に素晴らしい演奏でした。

ここまでは涙をこらえていたものの、障害児クラスの理屈ではない、ストレートで恥じらいも無く心から喜びを歌うその歌声にはついに涙が止まらなくなり、そこからはもう感情を抑えることが出来なくなりました。

ダメ押しは最後に披露された全国レヴェルの合唱部と吹奏楽部の演奏。良く見る作られた不自然な表情と表現ではなく、本当に歌う喜びを体全てで表現する合唱部にはすぐさまノックアウト!また涙腺がコントロールできなくなり、そして最後の吹奏楽部の演奏はさすが全国の頂点に立ったバンドの超中学生級の演奏に圧倒され、興奮はマックスになったところで演奏会は終了しました。

もう日本の中学生の最高レヴェルが結集したのではないかと思われるほどレヴェルの高い演奏会に今日は大満足でした。そしてここで指導するのかと考えると、更に気の引き締まる思いになりました。

今日は演奏だけでなく、生徒の素行にも感心しっぱなしでした。その会で先生が動くのはあくまで裏方としてのフォロー役。司会進行や運営が基本的に全て生徒で行われていました。途中昼食休憩がとられ、生徒もホワイエなどでクラスごとに昼食をとっていましたが、そこに担任の姿は無く、生徒のリーダー食べる場所やマナー等の指導をきちんとし、皆行儀良く食べていました。その中を私が通ろうとすると、一人の生徒が「おい、そこ人が通るからどけろ」と言ってクラスの生徒に呼びかけ、生徒はすぐに通り道を作ってくれました。演奏会のマナーも極めて良く、そして何よりも自分たちで演奏会を盛り上げ、終了後の拍手や声援が本当に思いやりのあるもので、生徒が自ら作り上げている感で一杯の温かく素晴らしい演奏会でした。

来週からいよいよ引継ぎもかねて授業に参加することになっています。今日素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた生徒たちがどんな子達なのか、今から彼らとの出会いが楽しみです!
posted by ハッチ at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月05日

今日一日の努力

今日の日本シリーズ、おもわず興奮してしまったのは私だけではないでしょう。

阿部、あんたすごいよ!

あの場面で思い描いたものを100%現実にするということは、それまでの人並みならぬ努力はもちろんのこと、メンタル面の徹底的なトレーニングを行ったメンタルコントロールの達人だと言えるのではないでしょうか。そしてそれは、松井選手やイチロー選手、他のスポーツや音楽家などにも当てはまることだと思います。

阿部選手は私の前任校の卒業生。といっても、年齢は私のひとつ下なので決して私が直接教えたことがあるわけでもなく、母校訪問で前任校に彼が訪れた時に会ってサインをもらったことがあるぐらいの縁遠い関係。

しかし彼がインタビューで良く口にする
「今日一日のことと思い、努力してきました」
という台詞。
これは彼が座右の銘としている「今日一日の努力」と言う言葉であり、私も辛くなった時はこれを思い出して人生の中で応用していることです。

この言葉は、彼の母校(私の前任校)の創始者であり、安田財閥(現在のみずほフィナンシャルグループや明治安田生命、東京建物などの前身)の創始者でもある安田善次郎氏が残した「今日一日の事」という教え(その学校の教育理念でもある)がもとになっており、「毎日努力をしていくということはそれを毎日やらなければいけないと思うと辛くなって続かなくなるが、今日一日だけでいいと思ってその日だけのことと思って取り組み、それを毎日続けてゆけば続けることができる」という意味の言葉なのです。

阿部選手だけでなく、やはり同じくOBの錣山親方(元寺尾)もこれを現役時代の座右の銘として努力し、小さな体ながらも強くそして誰からも愛される力士になっていったそうです。

メンタルコントロールのための発想の転換といえばそれまでですが、しかし、成功をつかむための、そして幸せに生きるための大きなヒントだと思います。様々な状況をどのように捉えるのかというのはその人次第であり、一般的に不幸だと思われている状況に置かれてもそれを不幸と思わない人もいて、そこに成功するか幸せになれるかの差が出てくるのではないか・・・。

いやぁ〜、とは言ってもとても難しいことで自分もなかなかその域には到底達することが出来ませんが、でもそうありたいと思います。

私が前任校で誇りを持って働けたのは、この教えが素直に素晴らしいと思えたからです。今日、阿部選手の奇跡を見て、それを思い出しました。そうだ、そだった。


      <今日一日の事>
・今日一日、人の悪口を言わない
・今日一日、不平不満を言わない
・今日一日、勉学、労働に励む
・今日一日、今の自分があることに感謝する
そしてこれは今日一日のこととする
                      安田善次郎
posted by ハッチ at 22:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする